おじさんからおにいさんに

暗い内の母の動きにはなるべく追っかけないようにした。
朝まで2時30分と5時40分頃。
6時過ぎから「シッコしたい〜」と叫んでいたようだったが、起きられず。
8時30分ベッドに腰掛けていたが、足元に血の付いたガーゼが落ちていた。
左腕痒かったからとガーゼの上から掻いたようだ。
ディサービスで防水フィルムで留めてくれていたが、3日目でちょうど粘着力もなくなっていたか、表皮を寄せていたテープも取れて血がにじんでいた。

お昼過ぎ何を思ったか母が「おにいさんに世話になって」と、おにいさんて誰ですかと聞いたら、ややあって「〇〇」と名前を言う。

おじさんからおにいさんになったか。