こんな極楽な年寄いない、と

「こわいから寝かせて」と16時過ぎにベッドインした母は、結局こちらの都合にはおかまいなしに夕食の時間もパス、深夜には起きるも「こんなに暗いのかい」とお休みに。


明け方からちょこちょこ起きる。
この頃はなぜ起きるかほとんど言わない。
こちらもパットしているから多少の漏れは大丈夫かとベッドに腰掛けさせている。


一眠りしたいところだが、今日はディサービスの日で早めに支度をさせてしまう。


足の踏ん張りがいよいよきかなくなって来て抱えてズボンを上げるのがシンドくなってくる。

上体をくっつけていても倒れるかと不安に思うようだ。



余裕もってご飯食べさせ、迎えの車を待っていたら「私いくつになるのだろう。服着せてもらって、世話してもらうこんな極楽の年寄いない」と言い出した。



迎えのオーナーさんと朝こんなこと言っていましたと話したら、「これからどうなるんだろう」と心配するけれど回りの人に世話されていると感謝の言葉を述べて他の利用者さんと違う反応しますと言うことだった。

ナンマンダブツの世界ですね、と。