寝貯めしなくっちゃ

昨夜、母は寝かせてもすぐに起きることを繰り返した。

私は辛抱できなくて、寝ていられないなら横になるなと車椅子に乗せてスープを飲ませようとしたりしたが、前段の剣幕に母は念仏を唱えなにやらご先祖様に懺悔するばかり。

オカンが私には寝ていろと交代して母に言って聞かそうとするが、こんな時は“寝てもすぐに起きる”と言っても「そんなことするかい、知らない」と開き直っている。


オカンは今日から5日間出掛ける。
だからその間私一人で母を看ることになるから、今のうちに寝貯めして置きなというのだ。


そうは言っても明け方は選手交代だ。
母が起きようともがいている。
「あぁ、おシッコにも起きれない。こんなんでどうしよう」と今さら気付いてブツブツと悩んでいる。


「あぁ、起きれない。お父さん帰って来たみたい、表開けに行かんとならん」と、ここにいるのは誰ですか?
「あぁ、知らんかった」ですと。

しまった、アラーム・オフのままだ。

半ケツ状態でシッコ終わってた。

紙パンツ履き換えてデイサービスに出掛けることになった。