小川洋子著「博士の愛した数式」

モンゴルのキタさんが、小川洋子著「博士の愛した数式」の読後感をブログにアップされていた。


早速、買って来た。

昨夜はオカンが、シェイプボクシング2のし過ぎで脚の痛みを訴えていたから母の30分置きのシッコの付き合いは私がしようと思っていたので多少読み進めリズムにのれないところもあったが、アラームの鳴動前に気配で「誰も起こしていない」とシッコさせながら読み終えた。


30年前の事故の後は「80分しか記憶がもたない」数学者と雇われた家政婦とその息子の物語だ。

80分たつと記憶は上書きされて消えてしまう老数学者は、そのことは自分で認識できているから“私”と“ルート”は80分でリセットされないように記憶をつないだ。
未来はクリップで張り付けたメモでつながる。


さて、母の記憶をつなげるにはどうしたらいいべかと思いつつ作文していたら、母が「玄関開けてくれと言ってる」と起き上がろうともがいている。
20分前にシッコしたろうと思いながらポータブルトイレに座らせるが、「頼むから鍵開けてやって。シッコは出ない」と、ベッドに戻すことに。

私の自分のシッコして帰ってきて誰も来ていないと報告したが、母は安心するわけでなく「変だ。誰か開けてと言っていたのに」とこだわる。

物置のカバンの時は“見てくるから”でかわすことができたのに、今回は前段で強く気持高ぶらせたかも。


なかなか、うまくいかない。