○▲▽〜よ〜、、、

母が「○▲▽〜よ〜」と大声を出している。

襖一枚隔てて、それでなくても聴こえなくなっているのに何を言っているのか。

「あぁ〜」「ぅう〜」と耳につく。

ノコギリヤシのおかげで気付かず眠っていたのか、いとこの通夜参列に久しぶりに喪服に締め付けられながら網走まで運転したのが堪えたのか先ほどまでぐっすり眠っていて母の声も届かなかった。

ベッドに寝かせる時にパッド交換しただけだったのでぐっしょりのパッドを交換にトイレに移乗したら、「背中が痛い」と言ってパッドをきちんと当てる姿勢にならずベッドに寝かせてオムツ交換スタイルでパッド交換、パンツ上げだったが、円背のばあ様では赤ん坊のようには出来ない。

「背中が痛い」と言っていたのが、「背中痛くないです。痛いところ無いです」と大声で教えてくれる。


痛くなかったら、黙って寝てくれ〜〜!




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