「神の手」久坂部羊

久坂部羊著「神の手」文庫で読了。


安楽死がテーマ。


21歳の末期がん患者の激痛。耐える意味のない苦痛を取り除く手段として安楽死を選んだところから物語は始まる。

生命力がありすぎてどんなに苦しくても死ぬに死ねない。安楽死で救わなければとてつもない悲惨が続くばかりだと。


物語は、安楽死法の制定に向けての推進派と反対派の攻めぎ合いとなる。


安楽死法は制定されたが、医師の悩ましさは安らぎそうではなさそうだった。





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