明日どこに行かんけならんの

母がお昼、ご飯食べて「明日どこに行かんけならんの」と言う。


夕方は不穏を訴えると聞くが、母は昼過ぎも夕方もない。


ここにいるの息子でしょう、息子がいてお仏壇もあって自分の家でしょうとオカンが説明する。
「そうなのかい」と母が答える毎度のやりとりだ。


自分の家にいるんだからどこか行かんとならんのかと心配しなくていいんだよとオカンが言っても、「心配しなくてもいいんだね」という表情にまだ不安が残っている。